毎日電話していたら認知症母がシャッキリ!認知症には脳トレより会話が効く

久々に実家に行ったら親の言動が怪しくて
「もしかして認知症?」
って思ったのだけど
遠方に住んでるから
なかなか普段の様子がわからなくて心配。

こんな不安を抱えている人は
多いのではないでしょうか。

そんな方はぜひ
毎日ご実家に電話することを
おすすめします。

実は、
頻繁に会話をするだけで
認知症を改善したり
進行を遅らせること
ができる可能性があります

そうはいっても
電話する時間なんてない

電話してもそうそう話題はないし、、

そう思ってる方は
ぜひこの記事をご覧ください。

この記事では
認知症の人との
会話のポイントや
電話する時間を捻出するコツを
紹介します。

目次

毎日電話していたら、認知症母の受け答えが明確になってきた例

これは私の友人の話です。

遠方に一人で暮らす
お母さんに
久々に電話をかけた時
会話がほぼ成り立たなくて
びっくりしたそうです。

これはまずいかも、、

そう思った友人は
それから毎日
お母さんに電話をして
たわいもない話を
したそうです。

すると
毎日会話するうちに
お母さんの
あやふやだった受け答えが
だんだん
しっかりとした受け答えに
変わってきたそうです。

毎日会話してたら
だんだんシャッキリしてきたのよ

この話はごく一例であり
万人に当てはまるわけではないでしょう。

ですが、
一般的に
会話は認知症の改善に
一役買うことがある

と言われています。

認知症の人にとっての会話の効果

では認知症の人にとって
なぜ会話は有効なのでしょうか。

会話によって脳が活性化される

会話は
脳への刺激を与えます。

軽度の認知症の場合、
会話を通じて
日常の情報を取り戻す
効果があります。

また、
思い出を振り返ることで
脳が刺激され
活性化することもあります。

ただし、会話で完全に改善ができるわけではない

認知症は進行性のものであり
会話だけで
完全に改善できる
というものではありません

認知症が進むと
言葉そのものが
理解できなくなるなど
会話自体が
できなくなることもあります。

そのため
認知症の人とは
これから説明する
ポイントを押さえて
会話することが大事
です。

認知症の人との会話のポイント

逆効果な会話もある。効果的な会話のポイントを押さえよう

認知症の人との会話は
どんな話でも良い
というわけではありません。

例えば
会話でも
相手を否定したり
叱ったりしたら
逆効果となる可能性も

認知症の人との
会話のポイントを
次にご紹介します。

ポイント① シンプルで具体的な言葉を使う

認知症の人は難しい言葉や
長い表現を理解することが苦手です。

なので

  • シンプルな言葉
  • 具体的な表現

とすることが大事です

簡潔な言葉で
具体的に伝えることで
相手が理解しやすく

なるのです。

ポイント② 聴いて、共感する

認知症の人との会話では、
聴くことと共感することが
大事です。

よく聴いて
共感することによって
認知症の人と
信頼関係を築くことが
できます。

一方的に
話しかけるのではなく、
認知症の人の話に耳を傾け、
感情や意見に寄り添いましょう。

こう書くと
大変そうに聞こえますが
具体的には
相手の言うことを
オウム返しに復唱すれば
大丈夫です。

この◯◯に行ったの

へー。
◯◯に行ったんだね

そしたら疲れちゃったのよ。

そうか。
疲れちゃったんだね。

こんな感じで
言葉も感情も
オウム返し
をすると
こちらが理解していると伝わり
共感が生まれます

ポイント③ 最後まで否定せずに聞く

認知症の人の話は
行ったり来たり。

時に一貫性がなく
聞いててイライラすることも
しょっちゅうです。

そうなると

それはさっきも聞いたよ!

と途中で話を遮ったり

それは間違ってるんじゃない?

と話の内容を
否定したりしたくなります。

でも、
そういう時でもなるべく

うんうん

とうなずきながら
仏の心で
最後まで話を聞きましょう

そうすることで
自分は受け入れられていると思い
安心感が生まれます

そうはいっても
なかなか難しいですけどね

我慢しすぎて
あなたにストレスが溜まるのも
よくないので、
イラッとしてきたら
早めに話を切り上げるのが
良いでしょう。

ポイント④ 非言語コミュニケーションを活用する

これは
電話では難しいのですが
対面やビデオ通話の場合は
言葉だけでなく
非言語コミュニケーションも
使いましょう。

非言語コミュニケーションとは
笑顔などの表情や
身振り手振りなどのジェスチャー
タッチなどの身体的な接触

です。

これらの非言語コミュニケーションは、
言葉と同様
感情や意図を伝えることができます。

認知症の人の
表情や仕草にも注意を払い、
それに合わせて反応する。

こうすることで
認知症の人の脳を刺激し、
コミュニケーションを
深めることができます。

老老介護事情 二人暮らしだからといって会話があるわけではない

私の実家は
認知症母と
健康な父との
二人暮らしです。

なので、

二人暮らしなら
電話しなくても
親同士で会話してるから
大丈夫かな。

と思っていたら
実はそんなこと
はありませんでした。

耳が遠い父との会話は大変、、なので会話が億劫に

母曰く

お父さん、
耳が遠くて
大声出さないと
聞こえないから
話するのが大変なのよ

普段お父さんとは
ほとんど会話しないわね

こんな状況らしいです。

老老介護 たまの会話は口論に

そして
たまに会話すると
口論になっているそうです。

特に最近、母には
物盗られ妄想が
出始めている。

そして父も
うまく流すことをせずに
真っ向から
対抗してしまっている。

こうなると、
会話はむしろ
認知症にとって良くない方向に
効いてしまいます

こう言った状況を
緩和するためにも
娘の私が
母の会話相手になる必要が
あるのかな
と最近思っています。

父が母の良い話し相手に
なってくれてれば
良いのですが
なかなかうまくは行きません

老老介護家庭は
二人とも頑固になってて
難しい、、

遠距離の親と頻繁に会話するコツ

認知症の親を抱える世代は
大概忙しいです。

私も仕事もあるし
子供も高校生とはいえ
お弁当や食事の準備は必要。

そうそう
親に電話する時間なんてないよ

そう思ってました。

毎日決まった時間を確保してしまう

冒頭でご紹介した
私の友人の場合は
朝の出勤時
駅までの徒歩15分を
親に電話する時間と決めて
毎日電話していました。

確かにこれであれば
毎日の行動に
織り込めます。

なので例えば

  • 夕飯を作る時間
  • お風呂で湯船に浸かる時間

こんな感じで
毎日行う行動に
電話の時間をくっつける

こうすれば
わざわざ新たに
時間を捻出する必要はありません。

スピーカー機能や
ヘッドセット使えば、
口さえ空いてれば
電話できる

あらかじめ通話時間を決めておく

毎日の電話が
負担にならないためにも
通話時間は
先に決めておくことは
大事です。

例えば
「通話時間は15分」
とあらかじめ決めておく。

親にもそのことを
伝えておく。

そして
タイマーなどをかけておいて
時間になったら

もう時間だから
また明日かけるね〜

こういって
電話を切ってしまえば
良いのです。

もちろん
たまに込み入った話を
したい場合は
別に時間を取っても
構いません。

ただ
毎日電話するるのであれば
これくらいで十分ではないかと
思います。

特に
遠方の親が
日々あまり周囲と
会話がない。

こんな状況であれば
短時間でも毎日会話は
十分に脳への刺激になります。

結論 遠方の認知症家族には、頻繁に電話することで脳の活性化を!

認知症の人には
適度に脳に刺激を
与えることが
大事です。

脳トレなども
良いですが
人との会話も
脳への刺激を与えます。

さらに、会話は
次のような効果もあります。

認知症の人にとっての会話の効果
  • 感情の表現と共有
  • 自己肯定感の向上
  • 社会的なつながりの維持

挨拶程度でも良いので
日々会話する機会を
持つことができると
認知症に効果がある
可能性があります。

そうはいっても
ご自身のストレスになるようでは
本末転倒ですので
無理のない範囲で
行いましょう!

●あわせて読みたいおすすめ記事

ご訪問いただきありがとうございます
ランキングに参加しているので、ポチッとしていただけると励みになります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アラカンのシングルマザー。
現在、高校生と大学生の娘たちと3人暮らしです。

父母は遠方(自宅から電車で2時間弱のところ)にて2人暮らし。
母は現在、軽度の認知症と手足の痺れにより介護認定で要支援1。
父はしっかりしてるけど、認知症気配がちらほら。

心配性ゆえ、親の介護と自分の老後に備えて打てる手は打とうと日々模索してます。

自分自身の老後不安を少しでも解消すべく、資産形成のためにアラカン目前でファイナンシャルプランナー資格も取得しました。

趣味は投資・節約・読書・ジョギング。

目次