多焦点眼内レンズ 手術当日〜半年後 見え方の変化 | 老眼治療 体験談

多焦点眼内レンズの術後、
思ったほど視力が出ない、、
医者は問題ないっていうけど
本当に大丈夫なの?

術後、視力が安定するまでには
個人差があります。

眼科のHPに掲載されている「体験者の声」を読むと
「翌日眼帯を外した瞬間からよく見えました!」
というようなものもあり
私も期待していました。

が、私の1回目の右目の手術では
翌朝起きた時は
文字が滲んでいて読めず、、。

その後もパリッとしない状況が
しばらく続きました。

ただ最終的には
しっかりと見えるように
なりました。

手術後、不安を持っている方は
私のようなケースもあるよ、
ということで少し安心いただけるかも

と思いこの記事を書きました。

この記事は
「時間が経てば見えるようになる」
ということを保証するものではありません。
術後、おかしいな?と思ったら
必ず主治医の先生に相談してください。

↓↓↓手術当日の体験記や手術後の生活の制約事項はこちらでどうぞ!↓↓↓

目次

多焦点眼内レンズ なじむまでには1ヶ月~半年

多焦点眼内レンズの手術をした場合
レンズが馴染むまでに通常1~3ヶ月
長い人は6ヶ月ほど

かかる人もいるそうです。

なお、
眼科の検査の方いわく

適応能力の高い若い人、
特にお仕事されている方は
早くなじむ傾向がありますね

とのことです。

何歳くらいを「若い」
というかですが
白内障の世界では
50代くらいは「若い」かも。

手術当日〜2週間後までの見え方の変化

手術当日の見え方

まずは術後直後
手術は夕方でした。

その後、病院で貸与された
防塵メガネをかけてタクシーで帰宅。
この日は視界が滲んでいて、
文字はほぼ読めず。

すでに外は暗かったのですが
街灯の光の輪っかが凄い状態でした。

これが「ハロー・グレア現象か!」と
しみじみ思いました。

手術翌日の見え方

朝イチはかなり見えない

目覚めたら
パリッと世界が変わってるかと
期待したのですが
そんなことはなくガッカリ。

スマホの文字は
一応見えるけど
滲んでいて
かなり輪郭がぼやけていました。

イメージとしてはこんな感じ。

読めなくはないけど、
老眼鏡いるよね、
というレベル。

不安を抱えながら
術後の診察へ。

病院ではこう説明されました

手術のために
瞳孔を開く目薬をさしてます。
術後、24時間くらいは
瞳孔開きっぱなしになります。
そのせいで眩しいこともあり
視力が出ないのでしょう。

ひとまず術後の経過は
問題ないとのことで
検査と診察は終了。

午後は自宅で仕事しました。

テレワークでパソコン作業ですが
老眼鏡なしでないと厳しい。

そして瞳孔が開いてるせいか
画面が眩しく目が疲れました。

病院からは
事務作業ならOKとのことでしたが、
パソコン作業は目が辛く、
仕事は早々に
引き上げました。

手術後2日目の見え方

術後翌々日。

瞳孔を開く薬の効き目は
24時間くらいとのことだったので
今朝はパリッと見えるかな〜。

と期待して
起床後すぐにスマホを見ました。

が、、、
スマホの文字は昨日同様
滲んで見えない…。

その後時間が経つと
少しにじみは軽減し、
老眼鏡なしでもスマホの文字は
ギリギリ読めるようにはなりました。

見え方はこんな感じ。

午後、術後の院長診察があり
病院へ。

診察を待つ間
読書しようとしたのですが
やはりにじんんで読みづらい。

検査師の方からは

脳が新しいレンズに馴染むのに
2週間くらいかかりますね。
あと、
早めに脳に認識させるためには
老眼鏡はかけない方が良いです。

と言われました。

ということで、
パソコンは裸眼で作業。

パソコンの良いところは
表示を適宜拡大できるところ。

文字はにじんではいるけど
画面拡大してしのぎました

手術後3日目〜1週間目

この間、
相変わらず文字は
にじんでいるものの
にじんでるなりに
文字が認識できるように
なってきました。

見えるようになってきたのか
「にじんでる文字」に対する認識率が
上がってきたのか
ちょっと判別つかず、、。

まだまだ細かい文字は
拡大しないと見えないのですが
ひとまず仕事は
裸眼でやり通せました。

ただ、
手術前と比べると
パソコン画面をまぶしく感じ
輝度はだいぶ落としています。

しかし、何より
手元のメモが老眼鏡なしで見えるのは
満足度が高い。

しばらくは防塵メガネ着用が必要ですが
かけっぱなしで良いので
だいぶ楽です。

グレアは相変わらずですが
こちらは特に生活に支障は無いので
気になりません。

むしろ
光がきれいに見えていいかも

ただし
夜間運転する人は
困るかもしれません。

この期間の見え方はあまり変化がなく
こんな感じでした。

手術後3日目〜1週間後の間の見え方
  • 起床直後はかなり見えにくい(目を凝らすとにじんでいるけどなんとか読めるというレベル)
  • スマホは輝度を上げると見やすくなる
  • 本などの紙媒体は夜間の室内など光量が少なめのところだとかなり読みにくい

裸眼で夜間読書するには
読書灯が必須。

そして、
両目で見るより
手術した右目だけで見た方が
はっきり見えました。

見えない左目が邪魔してるのかも。。

手術後1週間後検診

手術1週間後の検診で
見え方について
確認してみました。

まだ近くが滲んで
見にくいのですが

視力が落ち着くのには
ひと月くらいはかかりますね。

2週間じゃないんだ、、
なんか、だんだん延びてる?

手術後2週間目

手術2週間後の検査と診察の日で
病院へ。

見え方は体感的には変わらず。

ですが、本日の視力検査では
手元から30〜50センチの距離は
1週間前よりは視力が出ているとの事。

少しずつレンズになじんできているのか?

ただ、何故か手元から
1メートルの距離のところだけ
極端に視力が出ていない状態でした。

見え方は
にじむというより
激しくブレている感じ。

検査師の方は
「この距離だけ見えないということは
 あまりないんですけど」
と首を傾げていた。

ただ、
まだ術後2週間でもあり、
目が疲れててそういうことも
あるかもしれないので
また1週間後の検診まで
様子を見ましょうとなりました。

そして半年後 最終的に見え方はどうなったか

そして
気長に待つこと半年。

最終的な見え方は
こうなりました。

手術後2週間後〜半年くらいかけて徐々に改善したもの

近くの視力

術後しばらく見えにくかった
手元から1mの距離も見えるようになり
今は手元30cm〜遠方まで問題なく見えます

起床直後の視力

起床直後見えにくかった現象は
しばらく経って解消しました

術後半年経っても改善しなかったもの

夜の室内での見え方

これは時間が経っても変わらずで
夜、光量が少なめな場所では
文字は見えづらい状態
です。

スマホも
輝度を落とすと見えにくい。

ハローグレア

これも変わらずで
時間経っても
改善されるものではない
と言うことが
わかりました。

見え方は下記のような感じで
私の場合はハロー(光のまわりに輪がかかって見える)
が特に目立っています。

私の生活上は
問題ないですが
夜間運転される方などは
大変かもしれません

若い頃と全く同じに見えるようになるわけではない

多焦点眼内レンズを入れても
暗いところで見えにくい
という現象は
改善しませんでした。

しかし日中帯に
「近くから遠くまで見える」
という状態を手に入れ、
QOL(=生活の質)は
確実に上がりました。

左右でもレンズなじみは全然違った!左目の手術では翌日から見えるように

以上は
最初に右目を手術した時の
術後の経過です。

私はこの右目の手術の
1年3ヶ月後に
左目も多焦点眼内レンズの手術をしました。

右目はレンズがなじむまでに
結構日数がかかり
かなりやきもきしました。

しかし左目の手術の時は
翌日から
かなり近くも見える状態に
なっていました。

両目手術後の見え方の変化

輪郭がよりくっきりと

病院で測る視力は
右目と同じレベルですが
両目の視力が揃ったせいか
輪郭が格段に
くっきり見えるように
なりました。

夜の読書でも老眼鏡不要に

左目を手術した結果
両目の視力が揃ったせいか、
夜間室内での文字の見えやすさは
向上しました。

左目手術前は
夜間室内での読書は
老眼鏡が必要でしたが
左目手術後は
老眼鏡不要になりました

ハローグレアはさらに顕著に

こちらは
片目の時よりも顕著になりました。

片目手術の時は
手術してない方の目で見ると
この現象はないので
両目で見た時に
緩和されていたのかもしれません。

両目ともハローグレア現象が
出ることになったため
顕著になったのかたと思います。

結論 焦らず見えるようになるのを待つべし

冒頭では
「術後、視力が安定するまでには
個人差があります。」
と書きました。

が、
最後にご紹介した通り、
個人差どころか
個人でさえも左右の目では、
安定するまでに
差がありました

とはいえ
他の要因である可能性もありますので
術後、見え方に問題あるな、と思ったら
必ず主治医に相談してください。

その上で
「問題ないのでなじむまで待ちましょう」
と言われたら
気長に待ちましょう。

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この記事を書いた人

アラカンのシングルマザー。
現在、高校生と大学生の娘たちと3人暮らしです。

父母は遠方(自宅から電車で2時間弱のところ)にて2人暮らし。
母は現在、軽度の認知症と手足の痺れにより介護認定で要支援1。
父はしっかりしてるけど、認知症気配がちらほら。

心配性ゆえ、親の介護と自分の老後に備えて打てる手は打とうと日々模索してます。

自分自身の老後不安を少しでも解消すべく、資産形成のためにアラカン目前でファイナンシャルプランナー資格も取得しました。

趣味は投資・節約・読書・ジョギング。

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