多焦点眼内レンズとICLどちらを選ぶ?決めては白内障手術にあった | 老眼治療 体験談

老眼って
老眼鏡をかける以外に
対処ってないの?

あります!
私は手術で
老眼を治療しました。

老眼の手術があると知り
私が調べたのは
次の3つの術式です。

この記事で取り上げている術式

・レーシック
・ICL
・多焦点眼内レンズ

そして、検討した結果
私は多焦点眼内レンズ
選択しました。

この記事を読むと
老眼手術の術式や
手術を決めるにあたり
どういった点を考慮すべきか

判断ポイントが分かります。

この記事は
多少点眼内レンズの手術を推奨するものではありません。
最終的には、ご自身の健康状態に合わせて
最適な治療法を選択するために、
必ず眼科専門医に相談してください。

なお、
実際の手術と術後については
こちらの記事に書いています。

目次

老眼治療の手術の種類と特徴

レーシック 老眼そのものは治療できない

近視治療で有名なレーシック。

老眼治療をしようと思った時
一番最初に頭に浮かんだのは
こちらでした。

なぜかというと
ネットを見ていたら
広告で
「レーシックで老眼治療」
というのが出てきたら。

これが
老眼手術に関心を持った
きっかけでした

しかし、調べた結果
レーシックでは
老眼治療ができないことが
分かりました。

レーシックは、近視・遠視・乱視を対象とした矯正方法です。
老眼は水晶体のピント調節能力が年齢とともに衰えていく生理現象です。
ですので、老眼そのものを治療することはできません。

引用元:https://senshinkai-clinic.jp/lasik/presbyopia/

なので、レーシックは
早々に候補からは外れました

ICL 以前は老眼対応ではなかったが、今は老眼対応のIPCLが登場

レーシックはダメなんだと
分かったけど
諦めきれずに
老眼手術を調べ始めました。

そして次に見つけたのが
ICLでした。

これは眼内に
ソフトコンタクトレンズを
挿入する手術
です。

これまでICLでは
老眼治療ができなかったのですが
最近、老眼対応のICL(IPCL)
登場
しました。

メリット

IPCLのメリットは以下の通り

  • 一度レンズを装着すると老眼に戻ることはない
  • レンズ交換やメンテナンスは不要
  • 一度入れたレンズを取り出したり交換することが可能

将来、白内障になった時も
レンズを取り出して白内障の手術が可能です。

デメリット

一方
デメリットは
下記のものがあります。

  • まれにレンズが合わず再手術が必要なことがある
  • 「ハロー・グレア現象」がおきることがある
  • 手術費用が高額

ハローグレア現象
下記のサイトで詳しく説明されています。

私は車の運転はしないので
気にしませんでしたが
運転をする人は
考慮が必要です。

また、費用は
両眼で約50~90万円程度
かかる
ところが
多いようです。

自由診療のため
保険も適用外です。

多焦点眼内レンズ 白内障手術だが老眼も治せる

これは
白内障手術一種です。

なので本来は
白内障の人が受ける
手術です。

が、白内障でなくても
「多焦点眼内レンズ」を
選択してこの手術を受けると
近くも遠くも見えるようになります。

なお、単焦点レンズの場合は
保険が適用されますが
多焦点レンズは保険適用外です。

メリット

・これ自体が白内障手術なので将来白内障手術は不要となる

これはある程度
年齢がいってる人にとっては
大きなメリットです

デメリット

・術後、レンズ交換は基本不可
・「ハロー・グレア現象」がおきることがある
・費用が高額

ハローグレア現象
ICPLでもデメリットとして
挙げました。

特に車の運転をする人は
気にする必要があります

また、費用は
レンズ代が片眼50万円前後のため
手術代も入れると
両眼で約110万〜160万円くらい
のようです。

気軽に出せる費用では
ないですね、、

私が多焦点眼内レンズを選択した理由

白内障の発症率は50代で50%、60代では80%にも

白内障の発症率は、
50代で40~50%
60代で70~80%
70代で80~90%
80歳以上ではほぼ100%
といわれています。

私はすでに50歳半ば。
となると
あと数年で発症する確率は50%

かなり高確率で発症するため、
近々白内障になるということを
念頭に置くのが良いです

IPCL (ICL)は白内障になったら手術が必要

あと10年以内くらいには
白内障の手術をする可能性が
かなり高い。

そして、
IPCLの手術をしたのちに
白内障になった場合は
レンズを外して
白内障手術をする必要があります。

せっかくIPCLの手術をしたのに
数年後にはそのレンズを外す
なんてこともあり得る、、

多焦点眼内レンズは白内障の手術なので将来白内障にならない

一方、
多焦点眼内レンズは
元々白内障手術。

なので
この術式なら
今後白内障になることはありません。

であれば

「今IPCLの手術 → 将来白内障の手術」
より
「今一発で白内障手術」
の方が良いのでは?

これが私が
多焦点レンズ手術を選択した
理由です。

高額だからこそ、早めに治療してなるべく長く恩恵を受ける

次なるネックは
高額な費用でした。

退職金をもらって
所持金に余裕ができてから
手術をしても良いのでは、、。

そんなふうにも考えました。

しかし、結局は
次の3つの理由から
今手術をしよう!と
判断
しました。

老眼治療後はQOLが上がる 〜恩恵は早く受けたほうがコスパ良し

私は元々
左右とも視力1.0以上で
ずっとメガネなし生活でした。

それが老眼が進んでから
メガネのお世話になることに。

しかも近くを見るときだけ必要で
それ以外は外さないと
逆に遠くが見えない。

これが思いのほか
不便でした。

例えば
サングラスをかけて
登山やスキーの時。

地図やゲレンデマップ
スマホを見る時に
わざわざサングラスやゴーグルを外して
メガネをかけないといけない。

例えば
買い物に行った時。

値札を見るために
わざわざ老眼鏡を
取り出して
かけないといけない。

費用が150万円かかるとして
この先30年くらい生きるならば
1年あたりのコストは5万円

月にすると5000円弱

それで快適な
メガネなし生活が
手に入るならば
十分に見合う支出だと
思いました。

近い将来の収入減問題 〜医療費控除の還付は収入が多い方がより多く受けられる

多焦点眼内レンズの手術は
保険適用対象外ですが
医療費控除の対象となります。

そして医療費控除で
還付される金額は
所得税に応じて変わってきます。

どうせ還付してもらうなら
所得税率が高いうちの方が
お得です。

私の場合
55歳を超えると
グッと所得が下がることが
すでに分かっていました。

だったら所得税率が
なるべく高いうちに
手術してしまうのが
お得と考えました。

手術後の回復やレンズが馴染むまで 〜若い方が短期間となる可能性が高い

白内障手術である
多焦点眼内レンズは
視力の回復や
レンズが馴染んで視力がしっかり出るまでに
個人差があります。

視力が回復するまでに
数日から数週間。

レンズが完全に馴染むまでには
数週間から
人によっては数ヶ月かかる
場合もある
と医者に説明を受けました。

そして年齢が若い方が
一般的にレンズに馴染むのは早い

と言われました。

これを聞いて
少しでも若いうちに
手術を受けた方が
良いかなと判断しました

まとめ 最終的にはご自身の状況と照らして、医師と相談を

こちらの記事では
老眼治療の手術を選ぶにあたって
私が考慮した点を
ご紹介しました。

が、
これはあくまで私の例なので
同じ選択を皆さんに
推奨するものではありません。

最終的には、
ご自身の年齢や健康状態に合わせて
最適な治療法を選択するために、
必ず眼科専門医に相談してください。

いずれ、
悩んでいるのであれば
早めに医者に相談してみることを
おすすめします

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この記事を書いた人

アラカンのシングルマザー。
現在、高校生と大学生の娘たちと3人暮らしです。

父母は遠方(自宅から電車で2時間弱のところ)にて2人暮らし。
母は現在、軽度の認知症と手足の痺れにより介護認定で要支援1。
父はしっかりしてるけど、認知症気配がちらほら。

心配性ゆえ、親の介護と自分の老後に備えて打てる手は打とうと日々模索してます。

自分自身の老後不安を少しでも解消すべく、資産形成のためにアラカン目前でファイナンシャルプランナー資格も取得しました。

趣味は投資・節約・読書・ジョギング。

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